春の山菜時期も佳境に迫ってきました。
ハリギリはもうすっかり展葉し終わりました。
タラの芽は手のひらに納まらないほどの大きさ(食べられなくはないですが…)
行者ニンニクは筋が目立ち始めて硬いです。
とまぁ、他の春の山菜たちもこんな状態なので、最近は食指がウドとワラビに動いています。ワラビは前回のブログで記載した通りなので、今回はウドについて。
そもそも新芽を食する山菜について、その味を一番感じるのはどこの部位でしょうか?
葉っぱ?茎?根っこ??
私の中では断然、茎、或いは根っこに近い茎部です。これから展葉するにあたり、最も貯蔵でんぷんやタンパク、ミネラルが蓄積され、エネルギーが一番充実している部分だからなのか、とても味が濃くて香りが強いです。これはアスパラなど、新芽を食べる野菜にも共通して言えることですが、茎頂部分より、茎部部分の方が上だと思います。
例えば、タラの芽で言えば開ききった葉っぱよりも、これから葉っぱが開き始めるぞ!という前段階の縮まった状態の茎部分が一番おいしいです。加熱すると甘みも加わり何とも言えない旨さになります。まぁ、葉っぱ部分の天ぷらもサクサクしてて食感は良いですが。
話をウドにします。
ウドは土から生えてくる新芽を食べますが、もちろん茎部分がおいしいです。特に根っこに近い部分が最高に味が濃いです。
なので、ウドの収穫方法は、
①見つけたら周りにある木っ端など邪魔になる遮蔽物をどける
②土を少々どけて、根に向けて刃物を突き刺すように入れる(土が硬いときがあるのでカマのように掻き切るより突き刺すほうがベター)
③若干根っこまで付いたウドを採る
天ぷらにしても和え物にしてもこの茎部分に勝るものはないと思います。きんぴらに関して言うとウドの場合は皮も美味しいですけれども、やっぱり茎部分最高です。
茎についた泥を包丁などでこそぎ落として料理してください。硬そうな部分はもちろん削ってください。茹でるとほんの少し黄みがかった感じになります。
まぁ、たくさん採ると妻に叱られるので、ちょっとした休憩時にチョコチョコ収穫しています。
閑話休題。
サクランボの花が散り始めました。
ちゃんと受粉できているのか??もう少しで結果が分かります。あぁ、サクランボの雨除け張る準備をしなければ。
当たり前なのですが、畑作業は休みなく朝から晩まで出ずっぱりです。やはり自分の畑だと研修の時よりやる気が…笑。親方から手伝いに来いと電話が来ますが、こんなことを言うと笑って頑張れよ!と言ってもらえます。こんな事をぶっちゃけて言い合える関係が築けたこともあり、やっぱり2年間研修してよかったなぁと思います。
きん