アメリカからの薪割り機輸入方法 その4

さて、タコマ港を出港した薪割り機は一路、釜山港へ。

アメリカから日本へ直接入港する船はあるものの、神戸や川崎などにしかなく、希望の苫小牧港は釜山経由でしかないとのこと。。
本州の港へ入港して通関、国内配送を依頼すれば、とも思いましたが代理通関を依頼して国内配送するだけで10万円を軽く超えてしまうことが分かり断念しました。
結果、苫小牧へ入港させ、自分で通関をしようとなりました。

あ、書き忘れましたが米国出向と同時に船会社からBLという貨物の詳細が書かれた書面が届きます。
これとコマーシャルインボイス(こちらも船会社から)が通関で必要になるものです。

そこからが長かったのですが、9/3に苫小牧着予定なので9/1には釜山を出港しなければなりません。
実は後で知ったのですが、釜山港は本当に規模が大きく荷物の積み替えに非常に時間がかかるようです。

結局日本へ入港すると分かったのは9/15で、9/12釜山出港⇒9/16苫小牧着とのこと。
明日じゃないか!じゃあ即取りに行こうと乙仲と苫小牧税関に確認したところ何か変。
乙仲からはD/Oがないため出庫できいないとのこと。
D/Oとは乙仲に荷物を出してOKですよと船会社から発行されるものです。

はて?お金は輸入代行業者に支払っているのに・・?

実は輸出から釜山での積み替え⇒日本の流れまでの支払いは終わっていたのですが、苫小牧港の使用料、倉庫保管料並びにハンドリング料が支払われていなかったとのこと。。
この料金はA/Nに記載されていました。

ここまででかかった金額ですが、

・タコマ港⇒釜山での積み替え⇒苫小牧港の運賃:78,927円
・苫小牧港の港湾使用料:20,472円
・米国での支払い代行の費用:136,862円(前回記載)
・関税:9,300円(その5で記載)

合計245,561円

となりました。

日本でyardmaxの25ton並みを購入するとこの倍くらいにはなると思います。
薪割り機自体の機構はエンジン以外は圧力を上げる油圧がダメにならない限り問題ありません。
壊れづらいのもありますが、壊れても地元の技術屋さんで十分修復可能かと思います。
もし、ダメであっても米国から部品輸入は可能なので問題ないと思ってます。
また、問題はエンジンですが、中国産OEMを避けたのはここです。
名の通ったエンジンメーカーは確かに高いですが、それ相応の耐久性があると思っています。

次回苫小牧への引き取り模様と使用感について書きたいと思います。

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