ツマグロアオカスミカメとの闘い 現段階での結果

2021/6/4現在、じきの畑のツマグロアオカスミカメによる食害は殆どありません。
有機JASに則った管理でここまで持ってこられています。
赤・白品種関係なく、昨年まで非常に被害の大きかったピノブランにもカスミカメ被害は非常に少ないです。
花穂が食われている株はほぼ無いです。
というか現在芽欠き作業をしている最中なのですが、畑でカスミカメをあまり見ることがありません。
過去3年間と比べると、畑の様子が明らかに違い、葡萄の葉っぱや花穂って綺麗だな~と毎日の作業が楽しくなっています。
収量も一気に伸びてほしいところ。

過去3年間で散々いろいろなことを試しましたが、どれも失敗。甚大な被害が発生し、悔しい思いをしてきました。
小さい段階で被害を受けた個体は生長に支障が出てしまい、育生に年単位での遅れが生じます。
今シーズン4年目の畑は樹間が1.2mと短いため、過去カスミカメ被害があった個体でもフルーツワイヤーには乗っていますが、被害が無かったら万度収穫出来ていたのではないかと思うと残念でなりません。

今シーズンはやり方、特に作業を行うタイミングなど過去3年間と変更して行いました。それと葡萄の木だけを見るのではなく、畑全体を観察しました。
カスミカメにとって何が効果があるのかは採取した個体で実験済みだったので使う資材はある程度絞れていました。
今思うと残るはやり方だけだったんだと思います。

今後、有機栽培での防除・被害抑制方法として確立していけるよう来年以降もブラッシュアップしていきます。

この後第2世代が発生してくると思いますが、花穂がやられなかったので穂先が食われてもそこまで気にしていません。少々枝や実の登熟に影響があるくらいでしょうか?
とにかく第1世代から葡萄を守りきったことは非常に大きな成果でした!

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