やっぱり思う

今シーズンは今のところ昨年より雨が多く、積算温度は低いようです。
葡萄はというと順調に生育していってくれています。
毎日朝から晩まで顔を合わせているので家族以上に接している時間が長いです。
個人的に自分の葡萄と接する時間が長いということは非常に重要だと思います。
葡萄の調子、意図的に施している管理で今の段階でどのような葡萄になっているのかの観察等々。
出来上がる葡萄を目標とする小さな点に収束させることはできないけれども、可能な限りそれに近づけたい。
その一心で朝から晩まで畑に立っています。
畑の作業は研修先や本に載っていることとは違うことも多々あります。
自分で分からないことは色々実験し、植物生理、菌叢のこと等考えながらやるべきことを畑仕事に落とし込んでいます。
何となくや感覚、聞いたことを単純に行う仕事は可能な限り排除しています。
何故それを行うのか、自分が納得するまで考えます。
そう考えると農作業は単調な仕事なのですが、葡萄を作ることってとってもクリエイティブな仕事なんだと思います。
自分の造りたいワインがある。そのワインを造るために必要な葡萄は自分の畑で作る必要がある。
だから自分で考え、自分が手を入れた畑が重要なんです。畑が第一なんです。
なんでか?
目標とするワインを造るために必要となる葡萄は自分しか作れないと思うから。
それだけです。

兎に角、葡萄第一に、この時期は羊も野菜畑も自分は放置です。
葡萄収穫が終わるまでほぼ労働力は投下しません。
畑作業は栽培というくくりにされがちですが、これは既にワイン造りなんです。
剪定から瓶詰まですべてが1つなんですよね。

収穫まであと2か月。頑張ります!

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