本日、札幌の植物防疫所へ2019年に輸入したグリューナーの苗木の引き取りに行ってきました。
この時は2クローンを入れたのですが、なんとその殆どがピノグリウイルスに罹患という結果が出てしまいました。
そのため、50個体入れたうち手元に来たのは10個体だけで、残りの40個体は焼却処分されました…。
輸入も一筋縄ではいきません。
手元に届いてからワインになるまでの道のりも然りですが、それ以前の工程が山あり谷ありなのです。
努力してもこればかりはどうにも出来ません。
ナーセリーを選ぶ余裕なんて1mmもありませんので、先方の畑がウイルスに侵されていれば終了という感じなのです。
とりあえず今回は残念な結果でしたが、残った子たちを大事に育てていこうと思い、自宅へ持ち帰りました。
この後は雪の下に入れて春の芽吹き前に畑へ定植しようと思います。
つくばの隔離圃場は土付きで持ち帰らせてくれましたが、札幌は土を落としての引き取りでした。
それと2020年に輸入した苗も確認してきました。
当然ですが、まだ何も起きていませんでした。
この子達で私の醸造用ブドウの輸入作業は一区切りです。
2021年春に植え付けが滞りなく行えるよう、畑の準備&この子達が検査を無事に乗り切ることを祈りつつ隔離圃場を出ました。